喜び過ぎ注意


 

整体だけでなく、整心にも力をいれている当院として五志に関してあらためて取り上げていきたいと思います。

五志というのは人間の感情をあらわし、怒、喜、憂、悲、恐の5つに分けられます。

怒りは喜びを生み出す

喜びは憂を生み出す

憂は悲しみを生み出す

悲しみは恐怖を生み出す

恐怖は怒りを生み出す。



これが五行理論における相生関係。

そして、


怒りは憂を抑制する

憂は恐怖を抑制する

恐怖は喜びを抑制する

喜びは悲しみを抑制する

悲しみは怒りを抑制する


これが相克関係。


これらの関係から成り立つ五行理論によって、体の不調だけでなく、心の不調を抱えた方達を一人でも多く救えたら。

それが自分の今後の大きな目標になっています。
 
 
以前、上の中から

怒りから喜びが生まれる

 

という関係に関して記事に書きましたが、今回は、

 

喜びが憂い(うれい)を生み出す

 

というつながりに関して書いていきたいと思います。

まず、普段あまり聞き慣れない「憂い」という言葉の意味に関してはこちらです。

1 予測される悪い事態に対する心配・気づかい。うれえ。「後顧の―」
2 嘆き悲しむこと。憂鬱(ゆううつ)で心が晴れないこと。うれえ。「―に沈んだ顔」
-デジタル大辞泉-



喜びというポジティブなイメージの感情が、心配、憂鬱といった意味をもつネガティブなイメージの感情をなぜ生み出すのか・・

その答えは、こちらの絵に隠されています。

 

 

喜びを感じたい気持ちからお酒を飲む、でも、その喜びが度を越えると体をこわし憂鬱になる、自分の体を心配しなければならなくなる。

 

こういった事が喜びが憂いを生み出すということなのではないかと、私なりに理解しています。



飲み過ぎ注意という言葉は、喜び過ぎ注意という言葉にも置き換えられるかもしれませんね。