自立神経2

前回の記事の最後に挙げた交感神経、副交感神経それぞれの働き。

これ以外にも各器官に対し、それぞれの神経は相反する働き持ち、シーソーのようにバランスを取り合っています。

このコントロールを行っているのも勿論、脳です。

具体的に脳のどの辺でこのコントロールを行っているかというと、

下の絵で丸を囲った、間脳という部分。

この間脳の中に存在する視床下部という部分こそが自律神経をコントロールする司令部的役割を担っている部分です。

足裏の反射区でいうと下の絵のピンク色の部分が視床下部に該当します。


通常であれば、この視床下部が体内環境の変化に応じて交感神経と副交感神経のシーソーバランスをうまくコントロールしているのですが、視床下部がこのバランスをうまくコントロールできなくなってしまっている人もいます。

例えば、毎日残業の繰り返しで仕事による緊張感、ストレスを過剰に受けている人、
本来、副交感神経が優位になるべき夜に遅くまで起きている人。

一例として挙げたこのような方達は交感神経ばかりが過剰に働いてしまい、自律神経をうまくコントロールできなくなり、また、視床下部から分泌されるホルモンのバランスも悪化。
このような事が体全身の様々な不調につながっていくのです。

頭痛、肩こり、腰痛、冷え性、婦人科疾患の他、様々な不調が自律神経の乱れからきていると思われる方は当院のお客様の中でも多くおられます。

このような方達には生活習慣の改善も勿論必須ですが、前述しました足の反射区への刺激、そしてソーラープレクサスというポイントへの刺激も自律神経を整える大きなキーとなっています。