私にとってのボブ・ディラン

「こたえは風に舞っている」

ボブ•ディランの歌詞の中の一節です。

ノーベル文学賞を受賞したボブ•ディラン。

歌手の異例の受賞に世界で賛否両論の声が沸き起こっていますが、それに対する答えも風に舞っているのでしょうか。

先日もこのブログ内のガンズ・アンド・ローゼスを取り上げた記事に登場したばかりのボブ•ディラン。


私にとってのボブ•ディランはというと•••

ロック好きの私にとって、アコースティックイメージの強いボブ•ディランは当初あまり興味がなく、彼の名前をもじった日本人アーティストのホフ•ディランの方が私の中ではまだ目立っていた位で(彼らが「こち亀」アニメのエンディングテーマを歌っていた関係で。 )

そんな私がボブ•ディランを知るきっかけになったのは、イギリスでの修行時代に友人に誘われロンドンにあるO2アリーナでのボブ•ディランのライブを見に行った事でした。

 


せっかく誘われたライブ。

見に行く前に少しは予習しておこうと、それまであまり真剣に聞いた事のなかったボブ•ディランのCDを買い、ライブまでの間、毎日聞いていました。

Like a Rolling Stone」「Harricane」
はその中でも特に印象に残る曲で、今でも聞くと、当時のイギリスの情景、思い出が脳に蘇ってきます。

欧米では我々アジア人はしばしば低い立場で見られる事があります。勿論、ごく一部の人間の間の中でですが。

 

当時の思い出の中には、そんなつらい思い出も含まれています。

 

文学界では、しばしば音楽の中での文学が低い立場で見られる事があるようです。勿論、ごく一部の人間の間の中でですが。

 

人種も、

 

人々が作り出した様々なジャンルも、

 

全てが仲良くひとつに誰からも評価されてほしいと、

 

改めてそう思う機会でした。